そりゃあ、体も疲れる。それにたまには足を伸ばして風呂につかるのも良い。ということで、夫婦一路横浜のスパへ。受付で3000円ほどを支払う。これで5時間滞在できる。すばらしい。
1 時間あたり約600円。ざっと数えたところ夕方でおよそ60人~70人ほどが滞在。まぁ、平均が60人だったとして、1時間あたりの収入は36000円。 スタッフは15人+20人程度。最初の15人は追加料金が発生しない場所。残りの20人は飲食やマッサージなどの追加料金が発生するところ。
追加料金が落とされない限り、それほど大きな粗利もあがっていないことだろう。だからこその料金である。すばらしい。
ある程度お風呂で体を温めたのち、サウナと水風呂を往復するのが至福のときだ。水風呂はいい。ただ、サウナから出て水風呂に入る瞬間は、それこそ裸で雪の中に立っているようだ。
水風呂の中である程度我慢していると、不思議なことに体が温まってくる。水温が十数度の冷水も、まるでお湯に浸かっているような感じすらしてしまう。我慢を通り越せば、より良いことが待っているということだろう。
さ て、この水風呂。この周辺について考えると面白い。友人に薦められることで、水風呂を利用するようになった人がいる。また、人に薦められても最初のインプ レッション、つまり、「冷たい」ということでやめてしまう人もいる。人によっては先人が入っていることを見て、試してみたという人もいる。
こう考えると「水風呂はその人の性格を測るための踏み絵にもなるのかもしれない」などと考えながらサウナへ向かう。※1
サウナからは横浜が一望できる。そう、もう、夜景を独り占めだ。でも、良く考えると裸。その上まわりはオヤジばかりだ。甘い声をかけようものなら、あちらの世界へまっしぐらだ。
さて、このスパはレストランもある。これもいい。湯上りビールだっていける。お腹いっぱいにして、さらにもう一度お風呂に浸かることだって自由自在だ。
しかし、残念だ。頼んだメニューが正確に処理されていなかった。「2つ」と「1つ」の聞き間違えだった。今度からは指も合わせて出すようにしよう。
ちなみにここではほとんどの追加料金はロッカーキーについているバーコードで処理される。つまり、その場でお金は払わない。湯上りでいい気分になっているうえにこれだ。大きくなった心で後先考えずについつい使ってしまう。
経営面から見るとこの方法は非常にいい。お金のやり取りについては一括同じ場所で行うことが出来るうえに、通常よりお金を使わせてしまうことも出来る。この方法、今度どこかで使ってみたい。
そんなこんなであっという間に5時間がたってしまった。18時に入ったのに23時だ。そのうちまた、来ることになるであろうとやたら業務的な受付のお姉さんの顔を思い出しながら、電車に揺られる帰り道でした。
※1:もちろん体調的な問題などで入れない方もいると思います。
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